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日々の萌えと燃えを吐き出す文字どおり世迷言ブログ
 

 

 
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唐突に始まるドクターの独白。
シチュエーションは限りなくあれですが、きっと多分なんて事はないと思うのでこのままで。

すみません、急になんかそんなスイッチが入ったようです。
 

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大丈夫かと問われたので、平気だと応えた。
慣れたというにはいささか語弊があるが、それでも最初の時と比べれば、格段に状況は好転したと思う。
重ねるたび毎に少しずつではあるが、どうすれば軽減できるかといった事も考えられるようになった。
本来であれば受容れられざる状態に、身体の方が順応し始めているのだろう。
人体とは、元来そういう柔軟性も兼ね備えているものなのだ。
過剰と思えるほどに繊細に触れてくる指に、一抹のもどかしさを感じるのも、馴染んだものが更にその先へと進化を遂げようとする証だと結論付ける。
相手の手厚いまでの気遣いや配慮は、皮膚を通して余すところなく全身に染み渡っている。おそらく大きな負担を強いていると、そう考えているのだろう。
その気持ちには、心から感謝したいし、そういった彼の優しさを何よりも愛しく感じている。
けれども、その想いを甘んじて受け入れるだけの状況に納得できないのも、まごうことなき本音だった。
此方に向けられる優しさは、裏を返せば相手への抑制に繋がる。
大切にしたいという想いは、等しく自らも抱えているもので、だからこそ躊躇って欲しくないと切実に願うのだ。
たとえ、そのためにこの身に負担を強いられることになったとしても。むしろそんな責め苦であるならば、買ってでも引き受けたいと思うほどに…。

背中越しに体温や息遣いまでも感じる事は出来るのに、決して重みは伝わらない。
これ以上は叶わないほどに近づきながらも、それでも満たされない想いが空虚に揺蕩っている。
ゆるやかに登りつめてゆく途上、よぎる記憶。
その中で、理性で修飾された望みの正体をいつも思い知らされるのだ。
かつて戦いの中に身をおいていたあの頃の迸らんばかりの熱情と、身を射抜くほどに強く激しい視線は、今も身を焦がすほどに心を捕えて離さない。
彼の中に今も眠っているであろう真の姿を暴きたいと、そして奥深くでそれを理解りたいと、動物的な欲望が胸の内で渦を巻いていた。
限界まで追い上げられ熱を帯びた身体と裏腹に、置き去りにされた心が行き場を失って暴れまわっている。

…もっとひどくして欲しいだなどと告げたならば、この心優しい青年はどんな反応を見せるのだろうか?

声にならない願いを、両の手で寝具とともに強く握りこんだ。



説明ないけど、ちゃんと傷医者してます。それ以前にドン引き必至ですけど。
私は彼ら(特にドクター)をどこに持って行きたいのだろうかと、すっごく遠い目をして思いました。


 

 
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