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日々の萌えと燃えを吐き出す文字どおり世迷言ブログ
 

 

 
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地雷踏まないかどうかびくびくしながら、アレなサイトを回る前にするべきことがあると思うのです。
何しているんだろう、私(笑)。
ちょっと逆方向に耐性つけてみようかと思ったんですが、
上手くいきそうでいかなかった気配。
えぇと、やっぱりなんと言うか比重的に偏ってるとだめみたいです。
おんなじじゃないとだめ、どっちでも。
そんな感じに脳みそが大分腐り落ちているのが分かるのですが。
いかんせん年季入っているので今更修復は不可能。
でも実はこのジャンルは、自分の中ではさわやか系。
あの人のせいとかそんな風には考えたくないですが、十中八九そうです。
その筋ではhんたいとかどえすとか言われていますが(それもどうかと/笑)
スイックというイメージから抜け出せません。
なのでやっぱり青春です、あおはるです。
こっぱずかしいぐらいにリリカルです。
そんなふたりに幸あれ。(主語はふせてみる)

回りくどい前置きはおいといて
2011年の今時分、順平のお話です。
ふてぶてしいまでのパラレル連発ですいません…。
 

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…とか吹聴してみたはいいけどものすっごく不安だ。
とりあえずかけるだけ書いてみます。
あぁー緊張してきた(何故!?)




「真っ先に」という気持ちはなかった。

その日。
いつもの休日と変わらず、ゆっくり起床し遅めの朝食を取ると、ふらりと寮を出た。
目的の場所へ向かう途中も不思議と心がさざめくことは無く、車窓を流れる景色を静かに眺めていた。
未だつぼみひとつ見当たらない桜並木の先、重厚な門をくぐるのはこれで2回目だ。
最初のときは雪に覆われていたそれが、今日は苔に覆われたレリーフまではっきりと見て取れた。
褐色の混じった芝生を踏みしめながら古びた講堂を抜け、学舎へと伸びる舗道を横切る。
ようやくたどり着いた先は示された時間から幾分と過ぎていたが、幾分疎らながらも人だかりができていた。
大仰なほどの拍手や喝采、はては胴上げまで。
どうやら気の早い先輩たちによる少々手荒な歓迎のようだった。
そしてその影で涙をぬぐう少女の姿も目に留まる。
目の前で繰り広げられてゆく悲喜交々を、一頻り眺めていた。
ふと、寮を出たときから頑なに作り続けた拳を思い出す。
握り締めたのは己を示す番号。
何度も繰り返し諳んじたそれは、もはや復唱する必要も無かった。
視線を上げ、何人かの頭越しに掲示板を見つめる。
一つ一つかみ締めるように数字を追った。
飛ばされた番号を見つけるたびに無情さが押しよせて来る。
それでも地に足を縫いとめて、食い入るように見つめる。
いつしか祈るような気持ちになっていた。
はじまりの、その一歩が潰えてしまわないようにと。

不意に名を呼ばれた。
振り返らなくても判る。
すずやかなテノールはこの二年ですっかり耳に馴染んだものだった。
ゆっくりと頭をめぐらすと、はたしてそのひとがまっすぐこちらに向かってくるところだった。
風に揺れるグレーの短髪と色素の薄い目、磁器を思わせる肌はどこか作り物めいた印象を与える。
にもかかわらずだれよりも鮮烈で、ゆるぎない人。
去年の春からここに通っている、一級先輩の真田だった。
春休みの最中である今、ここにいる理由を尋ねようとして、
人づてに新入生の勧誘に借り出されると聞いたことを思い出す。
「さっき、お前がそこを通るのを見かけたんだ」
指で講堂を指さして真田が言う。
先ほど近道して通った場所だった。
そうですか…、そっと詰めていた息を吐き出すようにつぶやく。
こうして顔を合わせなくなって、言葉を交わさなくなってずいぶん経った。
避けていたわけではなく、きっかけが掴めなかったというのが大きな理由だ。
しかし、どこかで期するものもあったのだと今にして気付かされる。
この人の歩いた道をたどりたいという思い。
追いかけるのではなく、いつかは並んで歩きたい。
それを叶えるまでは…と。
これは、その大切な一歩となるはずなのだ。

大きく息を吸い込む。
視界に捕らえた番号は自分の持つそれとごく近いものだった。
ひとつふたつと視線を動かしてゆく。

どくん。

鼓動が大きく跳ねた。
渇いた喉ではかすれた声しか出ない。
それでも搾り出すように押し出すように。

「…あった」

次の瞬間、横から伸びた腕に肩をつかまれていた。
そのまま勢い相手の肩に頭を押し付けられる。
したたかに額をぶつけてようやく思考が動き始める。
慌てて身を起こそうとしたとき、吐息ともつかないほんの小さな小さな声が、相手の体を通してじかに響いてきた。
真田はよかったと何度も何度も繰り返していた。
それは相手に聞かせるという意思は見えず、彼自身の心から溢れたような、それ程ひそやかなものだった。
額に当たるコートの生地は、最初持ち主の体温よりも外気の冷たさを伝えていた。
それでも重ねた部分から互いの熱が広がってゆく。
思えば遠くに来たものである。
何も持たない、持とうとしなかった自分がこんなところまで来たのだから。
この2年間、歩んできた道のりを思う。
こみ上げる熱い雫が頬をぬらしてゆく。
寒さを言い訳にして、一頻りその強い肩に頭を預けた。
そう遠くない未来、今度は自分のそれを並べることを期して。

 

 
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