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日々の萌えと燃えを吐き出す文字どおり世迷言ブログ
 

 

 
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本誌は見ていないんですが、ARC始動ですか。
先月によしだ先輩が捕手だと判明してから、実はシオが控え投手だったら萌えるなぁと思っていたのですが、それがどうやら現実になっているようです。
シオヨシってば、公式でめおとですか!?うわー…。
とりあえずあれですか、部活後ふたりで特訓とかやっちゃったりするんですか?
部活のときはもっぱらよしだ先輩はおーたがわ君の面倒見てると思うので、シオの相手は練習終わった後だと思うんですね。
先輩、俺様だけどそーゆーとこは他人に任せられない性分だったりするといいなぁと思うので。
別に特別レッスンに他意は含んでおりません。ええ全く。
以下は、先月よしだ先輩のポジションが判明したときの妄想していた小ネタです。
捏造もいいところですが、例によって書き逃げます。
 

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「おい、シオ!」
グラウンドのそこここに転がるボールを拾い集めるのに奔走していると、突然声をかけられた。
顔を上げると、主将でありチームの司令塔でもある吉田先輩がマウンドから手招きをしている。
ボールの入ったカゴと先輩を見比べて逡巡していると、近くにいた小杉先輩が「機嫌損ねないうちに行ってやりな」と、そのカゴを引き取ってくれた。
先輩の心遣いに感謝して頭を下げ、急いでマウンドに駆け寄ると、遅い!と拳が頭上に降ってきた。
ほんの一瞬反応が遅れただけでこれは理不尽ではないのかと、入部当初などは幾度となく思ったものだが、今はその横暴にも耐性がついてきている。
素直に謝罪すると、案外やり過ごせるものなのである。
それに、この少々乱暴なやり口が、この不器用な先輩のコミュニケーション手段だということも分かって来ると、まんざら悪い気もしない。
とはいえ気まぐれでプロレス技をかけるのは、御免蒙りたいのだが。
うっかり野球とはなれた意識は、次の瞬間相手の言葉によって現実に引き戻された。
「お前ちょっとこっから投げてみろ」
その言葉は、まさに青天の霹靂だった。
投手経験のない己に何を求めているというのか?
相手の意図を判じかねて面食らっていると、「さっさと用意しろ」とどつかれる。
痛む頭をさすりながら何気なく視線をめぐらせた時、グラウンドの隅にうずくまる巨体が目に入ってきた。
後姿でも間違いようがない。それは、自分と一緒に入部した、超高校級の一年生投手のものだった。
そしてここに至って、先程の主将の発言が腑に落ちてきた。
実力は申し分ないが小心で、しかし負けん気だけは人一倍の同級生と、おそらく彼とバッテリーを組むことになるであろう目の前の主将と。
「なるほど、あいつにハッパをかけるためですね。同じ一年なら効果てき面ですもんね」などと思わず訳知り顔でつぶやいてみたら、またしても拳が飛んで来る。
「馬鹿野郎、天下のARCの正捕手がそんな下らん小細工するか!」
だったらなんだというのだろう。
理由がわからず首を傾げると、手に硬球を押し付けられた。
「ごちゃごちゃ言ってねーで、この俺がすじが良いってんだから黙って投げりゃ良いんだよ!」
すれ違いざま投げられた言葉に、不覚にも高揚する。
…それは、脈ありということですか?
聞こえるような声で呟いたつもりはなかったのに、相手には届いたらしい。
「全然違う!!」
今度は距離があった為、鉄拳は飛んでこなかった――が、安心したのもつかの間、ロージンバックが額にクリーンヒットした。
巻き起こる白煙にひとしきりむせながら、覆った手の下で、口角が上がるのを止められずにいる自分がいた。
構えられたミットを凝視する。
もしも、この夏に頂点まで上り詰めたら、そのときは…。
ボールと一緒に俺の気持ちも受け止めてください。
願いをこめて初めて放る白球は、意図に反して大きく反れた。
がしゃんと派手な音を立てて金網が揺れるのと、先輩が勢いよく立ち上がるのはほぼ同時だった。
「こんの、ノーコン!!」
その怒声は、広いグランド中に響き渡った。

その声を空言のように聞きながら、はじめからそう上手くいくわけはないかと、そっとため息を吐く。
夏までの日々はきっとあっという間なのだろう。
少しでもこの人と同じグランドで戦いたい。その為ならどんなことでも厭わない。
春から初夏に向かう僅かに熱を持った日差しの下、若葉のころに芽吹いた想いは、静かにしかし確実に成長を遂げていた。



…何故いきなり振りで、しかもARCなのかと、自分がいちばん疑問です。

 

 
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